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566話

実家の学校はこちらから150キロ近く離れており、その大半は山道で、バスでの移動はとても不便だった。やむを得ず、于瑶はまた張毅に送ってもらうことになった。

実は張毅の休暇期間も終わりに近づいており、会社では緊急の書類が処理を待っていたのだが、義母からの頼みを聞くと、考えるまでもなく即座に承諾した。翌日の早朝、張毅は車で于瑶を実家へ送り、到着したのは昼頃だった。于瑶が用事を済ませたときには、もう夕方近くになっていた。

空が暗くなり、道中も安全とは言えないと思い、于瑶は張毅に言った。「毅くん、私のいとこの家がすぐ近くの田舎にあるから、今日は帰らない方がいいんじゃない?」

于瑶が一度帰ってくるの...