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544話

「このバカ、良いところを得たくせに調子に乗って」

その言葉を聞いて、于菲は嗔めるように彼を睨んだ。

そして彼の悪戯している手を払いのけながら、「もう、ふざけないで。さっさと片付けて寝ましょう」

「何を急いでるんだよ。もう一回どう?俺まだいけるぞ」

彼の言葉に于菲は思わず笑みを浮かべた。冬眠しているような彼の大蛇を一瞥し、妖艶な表情で意地悪く言った。「お姉さんから見れば、もうダメみたいね。ほら、あなたの弟君ももう眠っちゃってるわ」

男として、女性に「ダメ」と言われるのが一番堪えるもの。張毅も例外ではなかった。

だから彼は軽く笑うと、一気に于菲を抱き寄せ、下半身を彼女の平らな腹部に押し当て、...