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475話

途端、抵抗していた陳白霜の艶やかな体が一瞬震え、そして硬直したまま動かなくなった。

次の瞬間、彼女は力なく数回もがいた後、諦めたかのようにゆっくりと美しい瞳を閉じた。

「んっ…」

鼻から漏れる甘い吐息と混ざった嬌声が突然部屋に響き、張毅は一瞬動きを止め、今まさに口づけていた豊満さから唇を離した。

顔を上げて見ると、思わず無言で口元を緩めた。

陳白霜の凛とした美しさを持つ白い顔は紅潮し、首筋はまっすぐに張り詰め、とがった綺麗な顎はわずかに上を向いていた。

弓なりの柳眉は軽く寄せられ、何かに耐えているようだった。

それほど長くはないまつ毛が時折震え、彼女の今の心の動揺を表していた。

そして、あの艶...