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450話

「まだ帰らないの?それとも私の子どものおむつでも替えてくれるつもり?」

その言葉を聞いて、張毅は慌てて手を振り首を横に振った。不満げな顔で渋々ドアを開けて立ち去った。

家に戻ってから張毅がまず最初にしたことは、浴室に駆け込んで水シャワーを浴びることだった。それでようやく邪な火をなんとか鎮めることができた。

先ほどの艶やかで刺激的な光景を思い返し、ベッドに横たわっても寝返りを打つばかりで、なかなか眠りにつけなかった。

「長い夜だ...一人じゃ眠れないな。女性は虚しさや寂しさを感じるって言うけど、男だって同じさ!」

そうつぶやくと、張毅は体を反転させ、窓の外の煌びやかな灯りと遠くの夜景を眺...