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403話

風呂場に向かい、体の香りを消すために丁寧に身体を洗い流してから、服を着て出て行った。

夏夢夢が目を覚ますと、大きなベッドの片側が空っぽになっていて、心もどこか空虚な感じに包まれた。まるで何かを失ったかのような気持ちだった。

真っ白な天井をぼんやりと見つめた後、彼女は苦笑いを浮かべた。「考えても仕方ないわ。あなたと彼との間には、何の可能性もないんだから」

そうつぶやいた後、夏夢夢はベッドから起き上がってシャワーを浴び、それから携帯を取り出して李華に電話をかけ、自分の状況を伝えた。

李華はそれを聞いて大喜びし、最速で別荘に駆けつけると、夏夢夢に急いで服を着替えさせ、すぐに車で病院へ連れて行...