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362話

「その話を聞いて、張毅は安心して、にやりと笑いながら言った。「菲姉さん、俺がこんな状態だから変なことは考えるなって言ったのに、どうして真夜中にこっそり俺の部屋に来たの？もしかして、菲姉さんが欲しくなったの？」

「欲しいわけないでしょ、あたしはあんたの怪我が心配で、見舞いに来ただけよ」

そう言うと、于菲は彼に絶対に無理をしないよう、しっかりと休養して病院で再検査を受けて完全に回復したと確認してから、やっと歩き始めるようにと念入りに言い聞かせた。

深い思いやりが込められた言葉を聞いて、張毅は大いに感動した。さらに于菲の体から漂う魅惑的な香りを嗅ぎ、胸がじんわりと熱くなり、手を伸ばして彼女の首...