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342話

「んんん……」

于菲は絶え間なく声を上げていたが、口を塞がれていたため、その軽い呻き声は不明瞭な鼻息へと変わっていた。

張毅はますます調子に乗り、出たり入ったりを繰り返すうちに、あっという間に手全体がねっとりと滑らかになった。

「菲姉さん、見てよ、これは何だと思う?」

口を解放すると、張毅はわざと于菲の目の前で手を揺らしてみせた。たちまち彼女は恥ずかしさで頭を垂れ、一言も発さなかった。

「何だと思うの」

そのとき、張雨儿が揶揄するような表情で恥じらいに耐えかねている于菲を見つめていた。張毅はにやりと笑うと、位置を定めて、一気に力を込めた!

「あっ」

途端に、于菲は長く満足げで高ぶった吐息を漏ら...