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339話

しかし痒みを和らげるどころか、かえって激しさを増し、その熱く硬いものに身を委ねたいという欲求が募るばかりだった。

「ん。菲姐、甘い味がするね」

三四分間キスをした後、張毅は唇を離し、にやりと笑いながらそう言った。

于菲は頬を赤らめ、嗜めるような目で彼を一瞥すると、小さな拳を作って彼の胸を軽く叩いた。「もう、何の味がするっていうの?味だなんて、チョコレート味とでも言いたいの?」

張毅はにやにやと笑い、「菲姐は自分で味わったことないから、わからないんじゃない?」

そう言うと、彼の引き締まった顔に悪戯っぽい笑みが浮かんだ。「じゃあ菲姐が雨儿姐のを味わってみる?あっちは甘い味だよ」

その言葉を聞いた張...