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312話

張毅の腰が素早く動くにつれて、夏夢夢は彼をより強く抱きしめた。

満たされ、まるで破裂しそうなほどの感覚は、彼女がこれまで一度も経験したことのないものだった。

この感覚は李華が与えてくれなかっただけでなく、最初の男でさえ彼女を今のように満足させることはなかった。

長い間抑えられていた渇望が大いに満たされ、彼女はもっと味わいたいと思った。

骨まで染み入るような痺れる感覚に、彼女は思わず張毅をきつく抱きしめ、細い腰に力を入れて上へと動かし、張毅に応えた。

彼女は考えを改めたのだ。もう我慢したくなかった。

どうせ「種を借りる」のだから、それに張毅も悪くない。少なくともこの瞬間、彼女は張毅に対して何の抵...