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269話

「あっ、痛い、もう少し優しく!」

突然、夏夢夢が甘く悲鳴を上げ、張毅は思わず両手に力が入った。

まずいな、この女、誘ってるのか?

「ゆっくりお願い。私、久しく練習してないから」

その言葉を聞いて、張毅はニヤリと笑いながら頷いた。「安心して、加減はわかってるよ」

「そう言えばね、お互いのことをよく知っているってことだよ」

言いながら、張毅は夏夢夢の美しい脚に触れる手を、ふくらはぎからゆっくりと上へ移動させた。

ヨガウェアは氷のようなシルク素材で、触れると滑らかで手触りが良かった。

だからこそ、張毅はわざとゆっくりと動作を緩め、大きな手で夏夢夢の両脚を一寸一寸なぞり、その感触を丁寧に味わった。

夏...