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156話

漂う誘惑的な体の香り、短いスカートの下で揺れる尻に、張毅は胸が熱くなった。わざとつまずいたふりをして、前のめりに倒れ込み、両手をその二つの尻に思い切り押し当てた。

なんて弾力だ。

「あっ」

突然お尻を襲われ、張雨儿は思わず可愛い声を上げた。

張毅は両手で念入りに撫で回してから、やっと名残惜しそうに手を引き、とぼけた様子で言った。「雨儿姉さん、ごめんなさい。今、つまずいちゃって。本当に故意じゃなかったんです」

「あなた...まあいいわ、何でもないわ」

恥ずかしそうな顔をして、とても申し訳なさそうにしている張毅を見て、張雨儿は彼が故意にしたのか、本当に偶然だったのか分からなかった。

でも、さっきの...