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128話

「実は、僕はときどき孫徳をすごく羨ましく思うんだ。彼はお金があるだけで、他に何か僕より優れてるところがあるのかな?」見菲が躊躇っているのを見て、張毅はわざとらしく溜め息をついた。

「それに、菲姐さんみたいな美人を奥さんにできたのに、大事にしないなんて。人と比べると本当に腹が立つよ」

自分を抱きしめているこの端正なイケメンが落ち込んだ様子を見せると、于菲は思わず心が柔らかくなった。

彼女は確かに張毅に好感を持っていた。むしろ少し好きになっていることを認めざるを得なかった。そしてあの驚くほど立派な「アレ」が実際どれほど凄まじいものなのか、見てみたいという気持ちもあった。

しかもすでに張毅の...