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1095話

「そして、女の絶頂は葉浩の悪夢となった。

彼は自分の下にいる女性が絶頂を迎える瞬間を期待していたが、何度も失敗に終わり、絶頂どころか、彼女たちが本当に快感を感じている様子すら見たことがなかった。

葉浩は王雅と何年も寝ているのに、彼女が絶頂を迎える姿を一度も見たことがなかった。しかし今、葉浩はその声から感じる悦びと快楽を感じ取れた。間違いなく、あれは伝説の絶頂だ!

なんて官能的なんだ!もし上にいる相手が自分じゃなかったとしたら!

葉浩は王雅のその悲鳴を聞いて、瞬く間に目が血走り、頭が真っ白になった。一気に階段を駆け上がり、この不倫カップルを叩き切りたい衝動に駆られた。

怒りと焦りで、葉浩はよろめ...