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1059話

唐子軒と李さんは趙非と少し距離を置いていたが、英語の四六級リスニングで鍛えられた趙非の耳は、二人の会話のおおよその内容を拾うことができた。

「この二人のバカ!どうしてこんなに悪いことを企んでるの?!」

前から唐子軒があのテディベア系男子だってことは知っていた。あそこのサイズは小さいくせに、普通の男性と比べものにならないのに、彼は開放的なのだ!

どんな女性に出会っても、汚くて臭くても、顔がそこそこ可愛ければ、まるで自分の彼女が見えていないかのように、卑猥な視線を何度も投げかける。自分の前でさえそうなのだから、背後ではなおさらだ!

だから、彼が李さんと一緒に薬を盛るなんてことも十分ありえる...