財を集める男后

23話

于寧は表向きは動かないように自制していたが、睡魔には勝てず、すぐに眠りに落ちてしまった。気づけば足を顧青珏の上に乗せていて、その動きに顧青珏は目を覚まし、彼を一瞥した。ところが、それだけでは終わらず、于寧は手のひらを顧青珏の顔に直接押し付けてきた。

顧青珏「……」

もし彼の呼吸があんなにも深く安定していなければ、わざとやっているのかと思うところだった。以前はこんな悪い寝相だとは気づかなかったのに。顧青珏は少し恨めしく思いながらも、結局彼の足を手で押さえつけ、目を閉じて再び眠りについた。

この寝相からすると、翌朝の于寧の反応は想像に難くない。

「うわっ！何してんだよ！」于寧は非常に驚いた...