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191話

顾青珏は冷たい表情のまま、医師が于宁の包帯を巻いている様子をずっと横で見ていた。

李浪が役所に着いた時には、すでに中から火が出ていた。人を助けようと叫ぶ暇もないうちに、顾青珏はすでに人を連れて飛び出してきていた。

顾青珏が宿に戻った後は、当然ながら李浪が残って後始末をすることになった。

「お嬢様の手の傷は処置しましたが、毒がすでに血液に入り込んでしまっています。老夫の力では如何ともし難いところです」

顾青珏は何も言わず、ただ丁寧に暗衛に医師を送り出させた。

ベッドの端に座り、顾青珏は于宁の手を握った。医師が痛みを止めてくれたおかげで、今は震えも止まっていた。

暗衛はすでに県内の医師を全て呼んで...