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179話

顧青珏は眉を上げた。「お前はいくら持っている?」

柳韓「……」

懐から銀貨の入った袋を取り出し、「これだけだ」と言った。

顧青珏は「信じるとでも思っているのか」という視線で彼を見つめた。

柳韓は歯を食いしばり、「お前は皇帝だろう」

「だからこの程度の銀では朕の役には立たぬ」顧青珏は彼の言葉に乗じて、厚かましく言い放った。

于寧は興奮気味に横から口を挟んだ。「さっき、懐にまだあるのを見ましたよ」

顧青珏は唇を曲げ、柳韓に向かって眉を上げてみせた。

柳韓は憤然として「どうしてお前たち二人と知り合ってしまったんだ!」と言いながらも、銀票...