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173話

慕容義：「……」

真にこの人と知り合いになりたくないものだ。

慕容義の言った通り、北斉は確かに陳国に手を出した。北斉が動くと同時に、胡巳国も動いた。

顧青珏は結局、万騰国に援軍を送った。

陳国は三国に同時に包囲され、たちまち十数の城が一ヶ月のうちに陥落した。

陳尋はこの結果を予想していたが、顧青珏が万騰国に援軍を送るとは思いもよらなかった。彼は顧青珏が隙を突いて攻めてくると考え、多くの兵力を陳国と南楚の国境に配置していた。

陳国は数カ国に囲まれ、当然ながら敵わず、皇室は全員捕らえられた。胡勇が最大の勝者となったが、陳尋は顧青珏の手に落ちた。

「顧青珏、お前に私を殺せると思うのか？」陳尋...