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168話

「本当に今の状況では手を引くことができないのか?」于寧は困惑していた。戦争が一旦始まれば、最も苦しむのは民だ。上に立つ者たちが日々何を考えているのか、まったく理解できなかった。

顧青珏は手を伸ばして彼の頭を撫で、深い意味を込めた口調で言った。「最も高い場所に立ってこそ、他人に翻弄されることなく、自分が守りたい人を守れるのだ」

「詭弁だ」于寧は口を尖らせた。

顧青珏は思わず笑みを漏らした。「今の目から見ればたしかに詭弁だろうな。だが高みに立ってみれば、もっと多くを得たいと思うようになるものだ」

于寧は後ろに身を預け、彼の体に寄りかかった。「戦争がなければ、どんなに良いだろうね?」そう言っ...