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156話

于寧は彼の口を塞いだ。「あなたを信じるわ」そう言うと、手を離して彼の唇の端にキスをした。「早く薬を飲んで。私は林叔に会ってくるから」

顧青珏は彼が自分の体から跳び降り、手をはたいて出ていく姿を見つめ、思わず苦笑した。

宦官が薬を運んできた。「陛下」

顧青珏は頷き、薬を受け取ると一気に飲み干した。その姿は実に凛々しかった。

于寧は雲霄宮へと戻ると、案の定、林叔が謁見を求めていた。于寧は急いで歩み寄った。「林叔」

「皇后...」後の二文字は言い終わらないうちに、周りの者たちが必死に目配せしているのに気づいた。林叔は理解できなかったが、とりあえず言葉を飲み込んだ。

于寧の額に青筋が浮かん...