財を集める男后

155話

二日目、連染が姿を消したことに気づいたのは、朝廷が終わった後だった。

陳尋は御書房で奏折を閲読していたが、太監が慌てて入ってくるのを見た。

陳尋は眉をひそめ、太監総管がその太監を叱りつけた。「そのような慌てぶりは何事だ！」

「皇上、お許しを！」太監はすぐに地に伏して許しを乞うた。

陳尋は手を振った。「よい、何の急事だ？」

「淑妃様がお見えになりません！」太監が言い終わるや否や、陳尋は座っていられなくなった。「何と言った？」

「今朝、宮女が娘娘を起こそうとしたところ、殿内が混乱し、嬷嬷が気絶させられ、娘娘の姿が見えなかったのです」

皆は直感...