財を集める男后

134話

顧青珏は満足げに口元を上げ、于寧は黙って彼をつねった。顧青珏は不本意ながら笑みを引っ込め、本題に入った。

「今回参上したのは、慕容伯父を頼りにきたのです」

慕容勁は彼が何の用で来たか既に察していた。「まあいい。きっとお前はすでにわしの家のあの小僧と示し合わせているんだろう。そんな状況で何を言う必要がある」

「慕容伯父、ありがとうございます。ですが、謀反の罪は軽くありません。甥は決して伯父に無理強いするつもりはありません」

慕容勁は驚いたふりをして、「お前、本当に謀反を起こすつもりなのか？」

「もちろんです」顧青珏は至って冷静だった。

「ならばわしもよく考えねばならんな」慕容勁は白髪交じりのひげ...