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805話

「お兄さん、私って本当に綺麗?」

如雪は顔を上げ、潤んだ瞳で目の前の男性を見つめた。彼女には男の口元からのタバコの香りと、その体から漂う男性特有の匂いがはっきりと感じられた。

「もちろんだよ」

男は微笑みながら、一方の手で彼女を支え、もう一方の熱い手を僧服の中に滑り込ませ、彼女の柔らかい下腹部に置いた。一本の指が彼女のへそをくすぐるように…

「お兄さん、くすぐったい~」

如雪は全身から力が抜けていくのを感じ、まるで男の腕の中で溶けてしまいそうだった。

「あの若い男のことを教えてくれないか?どんな顔をしていたんだ?」

李大柱は興味深そうに尋ねた。

「彼は、背が高くて痩せていて、キラキラし...