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792話

「あぁ、なるほど。共修のとき、彼女たちの歩き方がどこかぎこちなかったのは、そういうことだったのね。足をひきずるように歩いてたもの。あなたの仕業だったのね」

「私じゃない、この『仙人の湯』のおかげさ。さっきもう一服飲んだんだけど、体中がポカポカして、力が満ちてくるんだ。それが体の中を流れていくのを感じるほどで、その感覚がたまらないんだよ」

「どんな薬なの?そんなにすごいなんて」真智も興味を示した。

「花伯さんがくれた秘伝の処方さ。最初は半信半疑だったけど、昨日試してみたら、本当に効くんだ。これからが楽しみだよ」

「あの花伯さんったら、年は取っても心は若いのね。言っておくけど、この前浄空師...