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787話

「この花伯も下に死体があるって一言も言わなかったな。おれが度胸あるからいいようなものの、そうでなきゃ腰を抜かすところだったぜ。一体誰だかわからねえが、運の悪い奴らだ」

一通り見回しても、価値のある手がかりは見当たらず、ましてや金目のものなど全くない。李大柱は先へと進み、曲がり角を過ぎると水の流れる音が聞こえてきた。

案の定、二メートルほどの幅がある地下河が目の前に横たわっていた。

地下河を渡り、李大柱が前進すると、地面の温度が上昇していくのを感じた。この付近に熱源があるに違いない。

さらに数十メートル進むと、李大柱は足が何かに引っかかるのを感じた。下を照らしてみると、地面一面が金色の網...