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782話

親も余裕があるわけではなく、自分から手を伸ばすわけにもいかない。このお金は母方の叔父から借りることもできるが、第一に遠い親戚であること、第二に既にこれほど長く迷惑をかけていること、第三に名目がないことが問題だ。自分で店を開くならまだ何とか説明がつくが、知り合って間もない二人の女性に貸すとなると、どう考えても無理がある。結局のところ、このお金は借りられない。でなければ自分が慈雲寺に留まる理由がなくなってしまう。だが、あの美しい尼僧たちをどうして見捨てられようか。

冷たい風が吹き、李大柱は酒が回って頭がぼんやりとし、二香に支えられて部屋に入った。

翌日の午前中、李大柱は目を覚ますともう十時にな...