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777話

李大柱は血が沸き立つようにそれを見ていた。「可愛い子ちゃん、焦らなくていいよ。もっといいものを持ってきてあげるからね」そう言いながら指を引き抜くと、浴室から出て行った。

男が戻ってきたとき、二香はその手に赤い小さなソーセージのようなものを見た。女の顔が一瞬で真っ赤に染まった。それが何かわかったのだ。「あなた——いつ買ったの?」

李大柱は意地悪く笑った。「さっき街で、トイレに行くふりをして買ったんだよ」

「じゃあ、最初から計画してたのね」

「へへ、君をもっと気持ちよくさせたいだけさ。俺がいないときも、自分で楽しめるようにね」男はそう言いながら、その小さな道具を使い始めた。

「あぁ——」...