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769話

実は李大柱はこの期間、心身ともに疲れ果て、もはや強弩の末といった状態だった。彼はただ残りの気力を振り絞り、二香を失望させたくなかったのだ。

こんな艶遇は男なら誰もが期待するものだが、実際に体験してみると、自分のような強靭な体でさえ耐え難い。彼は本当に花伯のその祖伝の秘薬が自分の助けになることを願っていた。さもなければ、この命は本当にこの狼のように飢えた女たちの手にかかって果ててしまうかもしれない。

一日置いて、香蘭との約束の日がやってきた。李大柱は朝八時には山の麓に着き、彼女からの電話を待っていた。

しかし一時間以上が過ぎ、タバコを半分近く吸い終えても、携帯電話は鳴らない。そこで李大柱か...