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765話

「売店はもう経営していけなくなったの。数日で在庫を処分して、閉店するわ」

「どうして?」

「この一件があってから、村の人はみんな買い物に来なくなったの。開けていても意味ないでしょ?」香蘭は諦めたように言った。

李大柱はそれを聞いて胸が締め付けられる思いだった。「店を閉めたら、君はどうするんだ?」

「分からないわ、その時になってみないと。何か買いたいものがあるなら、どうせ私は町に決済に行くから」

「ああ、漢方薬の処方箋があって、薬を調合したいんだ」

「病気なの?」香蘭は顔を上げて、彼を見つめた。

「い、いや、病気じゃ——花伯がくれた処方箋なんだ。強壮効果があるって言うから、試してみようと思って」...