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749話

「くそったれ、俺はあの刘二って野郎をぶち殺さなかったことを後悔してるぜ。あいつに好き勝手言わせやがって!」

「一体何があったんだ?」

そこで李大柱はその夜の状況を一通り話した。

「マジか?」

「当たり前だろ、マジだよ。あの野郎は本当に自分がやったことを棚に上げて、先に被害者面してやがる。次にあいつに会ったら、ぶち殺してやらなきゃ気が済まねぇ」

「お前がまた香蘭のところに行ったっていうのか?お前が何もたくらんでないなら、なんであそこをうろついてたんだ?お前だってろくな考えじゃなかったんだろ。男なんてみんな同じさ、きれいな女を見りゃ足が止まっちまう。下半身が言うこと聞かなくなるんだ」

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