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726話

「あんたこの阿呆、さっさと消えなさいよ」香蘭は追い出そうとする仕草をした。

「もう邪魔しないよ、あたしゃどっか涼しいとこ行くわ」王二香は豊満な尻を揺らしながら走り去った。

「あの女、口から出るもんといったら碌なもんじゃないわね」香蘭は李大柱に向かって微笑み、整った白い歯を見せた。話すときの興奮で、豊かな胸が上下に揺れていた。

「はは、二香も口は悪いけど正直な性格で、なかなか可愛いもんだ。喋ってのどが渇いたな、コーラ一本もらうよ。そうだ、君は何が飲みたい?」

「私?」

「ああ、おごるよ」

「いいんです」

「遠慮しないで、一人で飲むのも気が引けるしさ」

「じゃあ、私もコーラをくださ...