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722話

「王二香は昼間から李大柱に引っかかって以来、すっかり彼のことばかり考えるようになり、心の中の欲望の炎はますます燃え盛っていた。だがあの老人は早く種を蒔くために、今夜も続けると約束していた。あのマンションと二十万のために、彼女は妥協せざるを得なかった。しかし今夜はあの男も無理だろう。夜は確かに人手が足りず、彼女が夜通し見張りをしなければならないのだから。

お経が耳に入っても、二人の心の炎を抑えることはできず、時折目配せし合い、秋波を送り合った。

そんな苦しい時間を耐え、ようやく十一時になった。李大柱は法具を片付け、尼僧たちと一緒に建物に戻った。

午後には如花が一度奉仕してくれたが、今また下...