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721話

空は曇り空で、厚い雲が太陽の光を遮り、雨が降りそうな様子だった。

確かにしばらく雨が降っておらず、少し気温を下げる必要があった。

そのとき、彼は村長と王二香が背中に背蒌を背負って、一人前に一人後ろに遠くから歩いてくるのを見た。

王二香は中庭に入るとき顔を上げ、窓辺に立っている李大柱を見つけた。

目が合うと、李大柱は彼女に微笑みかけ、彼女も笑顔を返した後、すぐに俯いて中に入っていった。

彼女は何か用事があって、来られなかったのだ。

まあ悪くない、一を失って一を得るというものだ。

見る間に黒い雲が広がり、空が暗くなってきた。

李大柱は窓辺に立ち、村長が数人に指示して中庭に雨よけの天幕を設置する様子...