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719話

私はずっと彼のそれを撫でていた。私は尋ねた。「どうして私と違うの?」

彼は自分が男で、私は女の子だから違うんだと言った。

撫でているうちに、それが変化していくのを感じて、とても驚いた。彼は小さな虫は変わるものなんだと教えてくれた。好きな女の子に会うと大きくなって、好きじゃない子に会うと縮んでしまうんだと。

私は「じゃあ、私のこと好きなの?」と聞いた。

彼は「もちろんさ」と答えた。

その後、夏の間ずっと、私は毎日彼の部屋に行って、お風呂を洗ってもらい、それから彼も自分で体を洗う。そして彼は椅子に座り、目を閉じて私にあの小さな虫を撫でさせてくれた。

夏の終わり頃のある夜、私は何かを突然...