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717話

「でも、あなた、人の……見たこともないのに、どうしてそんなことが?」

李大柱は笑いながら言った。「馬鹿だな、俺が夢で君とヤったわけじゃないよ。君が口でしてくれる夢だったから、反応するのは当然だろ」

如花は顔を真っ赤に染めた。「最低!私がそんなことするなんて想像するなんて」

その時、廊下から足音が聞こえ、誰かがドアの前まで来て、また階段を降りていく音がした。

李大柱は窓辺に立ち、一、二分後、中年の女性が盆を持って中庭に入るのが見えた。

王二香は来なかった。

来ても無駄だったろうが、来るか来ないかは別問題だ。くそ婆め、ドタキャンしやがった。

「何見てるの?人があなたに話しかけてるのに」と如花が言っ...