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676話

「それはそうね。お兄ちゃん、暇があったら、花伯に教えてもらったら?あの人こそ本当の達人よ」

「何だって?花伯?」李大柱は驚愕した。「まさか、あなたたちと花伯は関係が…?」

「何を考えてるのよ」如法は李大柱の耳をつまんだ。「花伯はあんなに年を取ってるのに、そんな元気あるわけないでしょう?でも、あの人のアレは使えなくなっても、指の技術は本当に凄いのよ。ずっと前、私は彼が指で浄空師太を悶絶させているのを見たことがあるわ」

「浄空師太?」李大柱は大きく驚いた。彼の目には、浄空師太は完全に敬虔な仏教の弟子で、しかも年齢も四十前後だったからだ。

「嘘をつく必要ないでしょう?女は三十にして虎、四十にして狼っ...