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671話

大殿で線香を確認した後、もう一度周りを見回ったが、特に変わったことはなかった。李大柱は思い切って院の塀を飛び越え、山門の前に座ってタバコを吸い始めた。

山に上がる道はこの一本だけだから、ここで見張っていた方が楽だろう。

やっと午前零時近くになり、李大柱は菜園へと向かった。

あたりを見回した後、青石の上に腰を下ろし、懐中電灯を灯した。

しばらくすると、足音が聞こえ、如法の声が届いた。「お兄さん、来たわよ」

「私たち」と聞いて、李大柱が振り返ると、如法の他に如霊の姿もあった。

李大柱の心臓が思わず高鳴り始めた。

「さあ、部屋で話そう」如法は彼の手を引き、三人で空き家へと向かった。

部屋に入ると、李...