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664話

「心地よい感覚が李大柱の全身を包み込んだ。それでも、彼のアレはさほど反応を示さなかった。

李大柱は思わずいらだちを覚えた。こんなに情欲を掻き立てる体なのに、それでも反応しないとは。

彼はキスを止め、体を翻して如法の横に横たわった。

如法は気を利かせて横向きになり、手の動きを続けた。

「お兄さま、本当に我慢強いのね。妹、見くびっていたわ」如法は嬉しそうに言った。

李大柱は目を閉じ、昨夜の如灵と花娃のあのシーンを必死に思い出そうとした。心の中で繰り返す。『あのバカと如儒が——』

果たして、そんな妄想が効果を発揮した。

如法は手の中のモノが大きくなるのを感じたが、それが自分の功績ではなく、その持ち主...