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590話

「分かりました」陳マネージャーは返事をした。

私は惜しむように手を引っ込めた。なんとも言えない感覚だった。ちょうど気持ち良くなってきたところなのに。

「今日はこれまでにしましょう」陳マネージャーはそう言いながらベッドから降り、服を着始めた。

それから、彼女は私を連れて外に出た。

部屋を出ると、小玉がオフィスの前に立っていた。「陳マネージャー、彼女はもう帰りました」

「分かったわ。大柱を連れて戻ってください」

そうして、私と小玉は再び2号室に戻った。

その後、また客を待つことになった。まるで八百屋の白菜が誰かに選ばれるのを待っているような気分だ。

終業時間になると、昨日と同じように、私が施術した...