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585話

「それに、二人の立場も違うじゃない!お店では私は中心人物だけど、会所では単なる小物よ。

重要なのは、陳主管が鍼を打つのを許してくれないから、私の能力を発揮できないってこと。

はぁ、あと数日様子を見てみるか。」

翌日、私は会所の美容部に出勤した。

悲しいことに、私はまだ女性スタッフの制服を着なければならなかった。

小玉によると、陳主管に伝えたけれど、試用期間が終わってから男性スタッフの制服を用意するかどうか考えると言われたそうだ。

私はまた女装して、お客さんを待つために座っていた。

何人かの女性スタッフが話しかけてきた。彼女たちにとって、私はまだ珍しい存在なのだろう。

仕方なく、また自分の過去の...