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575話

小玉は私を連れて座らせた。

20分後、マリナはベッドから降りて、私に別れを告げてから、洋洋と一緒に戻って行った。

その後、私はずっと手持ち無沙汰だった。

10時近くになると、小玉が「もう帰っていいよ」と言った。

美容部と足浴部では勤務時間が違うらしい。

こちらは午後2時から10時までの一勤務だけだった。

着替えて仕事を終え、小玉が私を送ってくれた。

車から降りようとしたとき、見覚えのある人物が通りから路地に曲がるのが目に入った。

あいつは李傑だ!

しばらく会っていなかった。

この時間に何をしに来たんだろう?

叔母さんと梅子はまだ仕事中のはずなのに。

車から降りる直前、李傑が路地に入るのを見た。...