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551話

「大柱、可能性はあるって言っているだけよ。あまり期待しないで。前例のないことだから。それに、残れたとしても、前みたいな待遇は望めないわ。チップも少なくなるでしょうね。だって、そうなると、あなたが接客する客は減るわ」

「まずは彼女に聞いてみようよ!」私は思った。たとえチップが少なくなっても、堂叔母さんの店より稼げるはずだ!

「わかったわ、連れて行ってあげる!」

「ありがとう」

そして、小玉は私の手を引いて、部屋を出た。

来た時は廊下は静まり返っていたが、今は時々人が現れる。もちろん、みんな女性客だ。

彼女たちは少し驚いたように私を見ている。

それから、小玉は私を宋マネージャーの隣の...