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535話

「さあ、どうぞ!」

美女は目を閉じた。

私の両手は遠慮なく押し下ろした。

「あぁ——」

美女は一声呻いて、身体が一瞬震えた。

「この強さでよろしいですか?」

「もっと強くして!」

私は力加減を調整した。

私の動きに合わせて、美女の表情はだんだんとリラックスしていき、それから、とても満足しているような様子になった。

最初は唇を噛み締めていたが、やがて音符のような声が漏れ始めた。

私はにやりと笑った。

女性は私の手の下では、みんなこんな反応を示すものだ。違いはただ、状態に入る早さだけだ。

施術室の中で、私はお客様の胸部のケアをしていた。

数分もしないうちに、彼女は状態に入っていた。

目を閉じて、満...