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505話

私は趙秋水が少し体を横に動かしたのを見て、手探りで中に入った。

まず水を止め、それから趙秋水に背を向けて用を足し始めた。

「ほら見ろよ、趙秋水。さっきトイレ貸してくれてたら、お前は転ばなかったかもしれないんだぞ。これぞ因果応報ってやつだな!」私は意地悪く言った。

「李大柱、結局私を助け起こすの?助けないの?」趙秋水は怒り心頭といった様子だった。

「助けないね。どうする?俺は前にも騙されたことあるからな」私は振り返り、出ようとした。

すると、彼女は片手で私の足を掴んだ。

「何するんだよ?」

「助けてくれないなら、出さないわよ!」彼女は食い下がった。

「いいよ。どうせ俺は服着てるし、お前は裸だろ。...