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454話

部屋に戻った私は、ベッドに横になったが眠れなかった。

隣で梅子は少し話した後すぐに眠りについた。

しばらくして、私はそっとベッドから降り、ドアを少しだけ開けた。

リビングにはまだ明かりがついていたが、照明は暗くなり、小さな灯りだけが灯っていた。

顔を出して見ると、李傑がバルコニーに立っていた。

さっき叔母さんが言っていたように、今夜は李傑を泊めることになり、彼は秋水の部屋で寝て、秋水は叔母さんと寝るはずだったが、李傑はソファで寝ると主張したのだ。

バルコニーは主寝室からそう遠くなく、ドアの陰から立っていれば一部が見える。

そのとき、叔母さんが歩いてくるのが見えた。

片付けが終わったようだ。

「...