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388話

「お兄さん、ズボンの下がもっこり膨らんでるけど、トイレ我慢してるの?」丹丹が口元を押さえて笑った。

くそっ、なんでそんな直接的なことを言うんだ?

「あ、ああ、さっきマジでトイレ行きたかったんだけど、ちょうどインターホンが鳴ってて、まだトイレに行けてなくてさ!」僕はそう言いながら、おぼつかない足取りで奥の部屋へ向かった。

「方向違うよ、ドアはこっちだよ」丹丹が声をかけた。

「間違ってないよ、この奥にトイレがあるから」

「へぇ、それは便利ね!」

また何か含みのある言い方をしている気がする。

トイレに入って数分立ち、完全におさまるまで出てこなかった。

その頃には、小芳がもう入ってきて...