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323話

もし私が途中下車しなかったら、おそらく面白い見せ物が始まる前に叔母さんに会っていただろう。

そうなれば李杰のこの芝居は私によって台無しにされていたはずだ。

でも、どうして予想できただろうか？

私は毎回帰省するとき、わざと途中下車するんだから！

「ありがとう、杰お兄さん！」

秋水の顔には崇拝の表情が浮かんでいるのが見えた。

やはり女性は誰でもヒーロー願望を持っているものだな！

このヒーローによる美女救出というパターンは、いつの時代でも効果があるものだ。

「当然のことさ！」李杰は笑って言った。「最近の治安は本当に酷いからね、特にこういう古い団地は事件が起きやすいんだ！大柱、君も帰省するときは気...