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31話

「ねえ、これ叔父さんのズボンだから、早く履き替えて」

そう言うと、孫蘭蘭は扉を閉め、私に中で着替えさせてくれた。

すぐに孫大頭のかなりゆったりした作業ズボンに履き替えると、孫蘭蘭は時間を見計らってノックした。「着替え終わった?」

「終わったよ、入っていいよ」

孫蘭蘭がドアを開けると、その作業ズボンが私に着るとなぜか品があって見え、特に私の鍛え上げた筋肉と合わさると、まるでモデルのようだった。

「こっちに座って。ヨードチンキュラを塗って、ガーゼで巻いたらすぐ終わるから」

私は孫蘭蘭に任せていた。すぐに包帯を巻き終えたが、私の鍛え上げられた筋肉に触れるたび、孫蘭蘭の胸には何か不思議な感覚が走った。...