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3056話

「いいえ、違います。彼は慈雲寺の警備員ですよ。以前、妻と一緒にお寺にお参りに行った時に見かけました。彼は正門で秩序を保っていたんです！」

「馬鹿言え、彼は金鑫グループの会長だ！」

「あり得ない、彼はお寺の警備員ですよ！」

周囲の人々の疑わしげな視線が彼に注がれた。

李大柱は説明した。「どちらも間違いではありませんよ。私は二つの職を兼ねているんです。以前はお寺の警備員でしたが、後に会社を設立して社長になりました。でも、お寺の警備員も続けているんです」

皆の心には疑問が残った。大企業の社長になったのになぜまだお寺で警備員をしているのか？しかし誰も口には出さなかった。

汪前海は笑いながら...