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3054話

先導するバンに続き、二台の車は李家村の旧跡へと向かっていた。

一時間あまり走った後、車はダム湖に到着した。四方を山に囲まれ、この先は公道がなくなるため、車を降りて歩くしかない。李家村はさらに前方の山の向こう側にあった。

数年前にこのダムが建設されていなければ、さらに長い距離を歩かなければならなかっただろう。

今やダム湖の周りには大小さまざまな車が停められ、専任の人が見守っていた。

村からは一団の人々が出迎えに来ており、重い荷物はすべて彼らが担いで運ぶことになっていた。

一行は険しい山道を進んでいった。

今日は曇り空で、さほど暑くはなかった。

この行程は五時間以上かかり、ようやく急流の川が見え...